EBtについて

EBtというソフトがある。リナザウで動くソフトである。ザウルスユーザの中では、キラーアプリとよばれるくらい有名なソフトらしい。MI-E1ばかりいじってないで、せっかくのリナザウも使ってやらねば、っとおもい試して見た。


結論から言うと、概念を理解するまでは非常にわかりにくいソフトである。起動画面の左側にツリーが表示されていることから、階層で分類するソフトかと勘違いしそうになる。筆者もそうだった。だが、この階層を開いても、開いても、再帰になっているのである。


作者自身が言わないで欲しいと言っていることなのであまり広める気はないのだが、あたかもハイパーリンクのような「イメージ」なのである。ただ、これはあくまでも「イメージ」でしかなく、実身と仮身が明確に存在している訳ではない。UNIXのlinkコマンドのようになっているというのが正しい(link -s で設定するシンボリックリンクではない)。


UNIXのlinkコマンドはリンクを張ることで、複数のディレクトリに存在し、いいくつかのリンクを削除してもファイルそのものが削除される訳ではない。最後のリンクが削除されて初めて、そのファイルが削除される。EBtのリンクも、他のメモからのリンクがすべて削除されると、リンクをたどってアクセスすることができなくなるのである(この状態になったメモを探し出す機能もちゃんとある)。


で、私はというと、比較的扱いやすいメモツールだと思う。まだ使い初めて数日しか経っていないが、リナザウの打ちやすいキーボードとあいまって、ちょっとしたメモからそこそこの文章まで、いろいろ入力して使っている。ただ、今のところToDoや時間の決まったスケジュールについては、MI-E1で管理しているため、すべてをEBtで済ませている訳ではない。


また、効果的なリンクの使い方や、任意のメモとのリンクの仕方がよく分からず、まだまだ使いこなしているとは言えないだろう。いろいろな人の使い方を見て、自分なりの使い方を作っていきたいと思っている。