TI-89 Titanium

あろうことか、買ってしまったTI電卓。神田の三省堂にあるとの情報を得ていってみると、5Fのレジカウンターの端っこに並んでましたよ、ブリスターパックで。ちゃんとさわれる機械を用意してくれているのがうれしい。って、さわったら買いたくなってしまうと言うのが物欲の困ったところ。で買ってしまいました。3万円強。


Vis-a-Vis等で買った方が安いのは知っていたのだが、初期不良対応のみ(保証なし)で英語マニュアルのみ。二代目なら良いけれど、最初はやっぱり安心できる保証付き+日本語マニュアルがいいね。


徹夜勤務だったり、会社に泊まったり忙しい毎日なのだが、片時もはなさず持ち歩いていたり。Organizerのアプリを入れると、ToDoやスケジュールまで入れられるので(ただし英数字のみだが)打ち合わせ中にふとカレンダーを見たくなってもこれ一台!(なんか使い方間違ってる)。最近のHP電卓にはあまりそそられなかったのだが、前々から気になっていたTI電卓があっさり手に入ってしまったのだからそりゃぁもぉ、いじり回してますよ。


グラフが書けたり、普通の関数電卓として使えたりというのはおいといて、なんといっても数式処理。文字式の偏微分無理数複素数のまま計算できるというのは新鮮。もちろん、整数の因数分解なども出来るのだが、F(5)(フェルマー数)の素因数分解をさせたら見事に因数分解してくれた。勢いでF(6)の素因数分解をやらせると、なんと数十秒後に答えを出してしまった!20年前くらいの数学書では、現代数学でも解けないなんてことを読んだ記憶があったけれど、手のひらに載る電卓で解けてしまうとは!


factor(2^32+1)=641*6700417
factor(2^64+1)=274177*67280421310721


数値計算以外にもいろいろなアプリケーションがTIやユーザコミュニティにより公開されているので、自由に試すことが出来る。欧米では学校の授業にもこの手の電卓が取り入れられていると言うだけあって、周期表からゲームまで山のようにある。もちろん、自分でプログラムを作ることも可能だ。


詳細な記事は追々書いていく予定だが、電卓マニアからしても新鮮なTI電卓、買おうかどうか迷っている人は間違いなく買って満足できる一品だろう。少なくとも、高校数学くらいまでの問題は、これ一題であっさり解けてしまうのだからただ者ではない。

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