Windows Mobile & スマートフォン雑感


遅ればせながら、htc Cafeにいったときの記事をまとめ上げた。htc Cafeで端末をさわりながら書いていたのも、そして今この記事(正確には草稿を書いておいて、帰宅後に目を通し、アップロードする)を書いているのもSigmarionIIである。このSigmarionという端末自体かなり古いものなのだが、単体でテキスト入力マシンとして使うには今でも現役である。中古屋をのぞくとJornada720あたりが安くなっており、当時買うことが出来なかったことを思い出したりする。値段が値段だけに衝動買いしそうにもなるのだが、いかんせんSigmarionIIが現役で使えているので必要性は全くない。


通勤電車では必ず座れるというわけではないが、運良く座れたときはたいていPDAをさわっている。Webを見るだけならばWindows Mobile5辺りを搭載したPocketPC(この言い方もかなり古いが、他にPalmサイズ端末を総称する適当な言葉が見あたらないのでここではPocketPCと書くことにする)で十分だが、メモ以上の文章を書こうとするとCE端末の方が明らかに有利絵ある。テキスト入力用の端末は、古くはMobile Gear(MK320)から使っている。今でも乾電池を入れれば使えるはずであるが、ATOKを搭載していないこととさすがにかな漢字変換の速度が遅いため、積極的に使おうとは思わない。でも、乾電池で動作し、PCカード等を使用して通信も出来ることから、当時はこれにバックライトさえあればずっと使えるのではないかと思っていた程である。もちろん今でも、Sigmarionよりも十分に打ちやすいキーボードを搭載しているMobile Gearは文字入力に使うことはできる。ただ、充電式でバックライトもあり、そこそこ小型(その引き替えにキートップまで小型化しているわけだが)なSigmarionがあると、どうしてもこちらの出番が多くなってしまう。というわけで、今日も電車の中で原稿を書いているのである。


うーむ、あれこれ考えながら書いているとまとまりが無くなってきた。何の話だったっけ?


そうそう、テキスト入力の話である。W-Zero3やEM ONE等にも親指タイプ用のキーボードは着いている。リナザウにだってある。どちらもそこそこの文章を書くことが出来るのは使っていてわかっているのだが、それでもキーの位置を時々確認しながら押さえる!(軽快に打てるわけではないので)というのは長くやっていると疲れてくるのもだ。フルサイズのキーボードより小さくても、ある程度タッチタイプ可能なキーボードを搭載したWindows CE端末というのはそれなりに快適なのである。別に、Windows CEにこだわる必要はないのだが、今のところ適当なものがPsion Series以来登場していないのだ。ノートパソコン並みのサイズを許せば、★(SymbianからWCE.netに鞍替えした、小寺氏のコラムに合ったもの)や、Dana Bookなどもあるが、ここまで大きいとあっさりノートパソコンを持ち歩いた方があれこれ出来て効率的な気もする。毎日持ち歩くので、ノートパソコンほど大きくなく、ぎりぎりタッチタイプ可能なキーボードを搭載した端末というのは現行ではやはりないのではないか。


たしかに、外でテキストを(そこそこの量)入力し、でもテキスト入力しかしないという人は、それほど多くないのかもしれない。しかも、ノートパソコンの小型化で、PDAから選択肢の広いノートパソコンに鞍替えした人も多いだろう。仕方なくノートパソコンを持ち歩いている人もいるだろう。そういう人向けに、快適な文字入力と、シンプルな通信機能を備えた小型軽量の端末を出せば、そこそこ売れるのではないかと思うのだが、どうなのだろう。どこかのメーカーさん、作ってくれませんか?