初LISMO

そういえば、XPをインストールしたなぁと思って、LISMOを試してみた。


結論から言うと、結構めんどくさい。どういう使い方を「普通」と想定しているのか知らないが、Version3になってHDDにあるMP3などを読み込めるとはいったものの、どうやらファイルを選ぶらしい。厳密に調べたわけではないが、iTunesでCDから読み込んだファイルはLISMOへも取り込めた。もちろん、CDから直接LISMOへ取り込むこともできる。だが、大量のMP3(念のため断っておくが、いずれも元々は音楽CDから取り込んだものである)がHDDにたまっているにもかかわらず、その大半はLISMOでは認識されなかった。どうやら、音楽CDからリッピングし、そのデータをiTunesに認識させているような使い方は、LISMOではできないらしい。


長年PCを使い(Macも含む)、音楽CDから取り込んだ大量のMP3などを持っていても、CDから1次的に取り込んだファイルしか認識してくれないようだ。もしかしたら、リッピングソフトにもよるのかもしれない。おそらく、著作権関係のフラグがついていないとダメ、ということなのだろう。そもそもは音楽CDからリッピングしたものであっても、そのほとんどは改めてLISMOリッピングし直さないとだめそうだ。


ひとまず、アルバムを4つほど転送してみた。前の前のPCあたりでリッピングしたデータをコピーしたものは、残念ながら認識されなかったため、テスト用のソースとしか役に立ちそうもないのだが。初期設定ではビットレートが48kbpsに設定されているので、これを128kbpsまであげてやる。こうして変換、転送した曲をケイタイで聴いてみた。


今使っているW44Sは本体にステレオスピーカを内蔵しているので、枕元でちょっとならす程度には使い物になる。ということは、これを屋外に持ち出して、イヤホンやヘッドホンで聴くことはできることは改めて確認するまでもない。が、転送の手間を考えると素直にiPodを使った方が楽そうだ。幸い、80Gもある。重複していようが、何だろうが、すべての曲(と一部のPodCast)を転送したところで容量は十分だ。やはり、餅は餅屋ということか。


最後になるが、au Music Port(Version 3)は非常に重いアプリケーションだ。Pen4 3.2G、1GB RAMという環境においても、とても快適に使用できる状態ではなかった。最低動作スペックは満たしてはいるものの、いったいどれくらいのスペックがあればさくさく動くのだろう。