やる気あるんだか、ないんだか

SONYのHiMDの話しである。HiMDが何かは勝手にキーワードリンクが付くと思うのでそっちを見ていただくとして、1言で言えば、1GBのMDである。せっかく大容量になったから、高音質でも聴けるとか、最悪の音質で何百曲も入るとか、そういうことをうたっているわけである。

実はすでにRH1と呼ばれる録再機は持っている。パソコンから44.1MHz, 16bitの非圧縮データを入れて効くことが出来たり、その音質で生録出来たりするのが気に入っている。MDで使われているATRAC圧縮が嫌いな人はMPEGオーディオを持ち歩くことだって出来る。そして、極めつけは1GBのデータディスクとして(従来のMDだと230MB程度)使うことが出来る。録再モデルのMDウォークマンなどを持っていれば、これをUSBにつなぐだけでマスストレージクラスのドライブとして認識される。(ちなみに、買った当初ドライバを入れていないPCにつないだら認識されないことがあったが、これはUSBコントローラ(とドライバ)まわりがおかしかっただけで、HiMDのせいではなかった。)

HiMDをデータメディアとして使うのは、それなりに便利である。それなりの理由は、iPodを持てば全て解決してしまうからである。USBメモリと違い、ディスクを交換して数GBを保存することも出来るし、余りまくっているMDもMO感覚で使うことが出来る。いつ発売されたのかは知らないが、USB接続のドライブも出ている。久々にポータブルオーディオのコーナーを見に行ったらすっかりソリッドオーディオ一色になっており、隅の方にひっそりとMDが並んでいた。その中のSONYの機種は、HiMDの方が多いくらいで、いつの間にこんなに増えたのだろうと思いつつも、置かれている場所は誰もいない隅っこだったりする。

結局、ソリッドオーディオが一気に普及してしまって、しかも安いものだから、ほかのポータブル機器が売れなくなったんだろうなぁ。