MI Zaurusの復権

少し、前にPalmを復活させたことを書いたが、その後ずいぶんと身の回りのPDAの使い方が変わってきた。ここのところ会社のPCにOutlookが入っていることも有り、仕事のスケジュールを中心に入力し、EM ONEと同期させていた。しかし、以前のバージョンアップであまりに不安定になったことから、とてもスケジュール管理に使い物にならなくなり、Palmを復活させたのだった。


その後、Zaurus(MI-E1)を復活させ、完全にメインになっている。PIMに関してはPalmもなかなか使いやすいので、長らく使っていたのだが、一台だけ持つときにPalmだけでは文字入力が厳しいのである。そこでキーザウに目をつけたのだ。


キーザウ自体は数年前から持っていたのだが、当時はCE-VR1で録画した動画を見ることがほとんどだったため、さしてカスタマイズもせずに使っていた。改めて本格的にカスタマイズを始めるとこれが意外と使いやすくなって、手になじむのである。そこで思い切って(実際には二週間程度の移行期間を設けたが)スケジューラもキーザウに切り替えてみたのである。ZaurusはPI-8000,MI-C1を以前はメインに使っていたため、すんなりとなじめる。カテゴリの分類方法や絞り込みの仕方などはマニュアルを確認した。これでおおむね今まで使っていたPalmと同等のことが出来る。細かい使い勝手はMOREソフトで少しずつ変えているが、基本的な部分で移行してしまえば日常的には問題ないのである。


最も苦労したのはシャープがソフトのダウンロード販売を既にやめてしまっていることだった。MOREソフトのうちフリーウェアやシェアウェアについては昔のMobile Press付属のCD-ROMを引っ張り出すことで大体手に入れることが出来る。しかし、シャープ自身が公開していた有料無料のソフトウェアについては手に入れるすべが無くなってしまったのである。


例えば、ユーザ辞書登録ツール。MI-E1では、別売のようなのだ。統合辞典、これもL1以降では標準搭載(CD-ROMに収められている)だが、E1では別途購入しなければならない。こういった純正ツールを補うべく、MOREソフトをうろいろためしてはいるのだが、統合辞典のようにそこそこの辞書が一式そろったものは無いし、単語登録も難しいようだ。最も、辞書に関してはZPDVIEWを使って英辞郎を導入した。EPWING広辞苑も見つかったので、これもなんとか入れられないかと試行錯誤している。ユーザ辞書はかつて公開されていたフォーマットに従いファイルを作っては見たものの、今のところ認識されていないようだ。


そんなこんなで、日々カスタマイズを楽しみながら使っている。或る意味、カスタマイズという最も楽しい時間を長く過ごせるPDAかもしれない。