W41H

しばらく遊んでみたので、簡単にレビューを。

この機種の売りは、ワンセグフェリカが大きい。PCサイトビューアも、FMラジオも最近は付いてる機種が増えてきたので、これだけというわけでもないので、選択する時の決め手にはなりにくいだろう。

CAの2.6インチ液晶もきれいだったが、2.7になっていっそう広く感じる、ということはあまりない。普通のQVGAに比べると広いという程度。おそらく、W21CAW41CAとワイド画面になれているからかも知れない。

ワンセグはやはりきれい。都市部であれば、電車で移動中にテレビを見るのに最適だ。ただ、モバイル放送と違い、あくまで電波が直接届いていないとだめなので、地下やビルの中は全くだめ。デジタル放送のエリア内でかつ電波を良く受けられるところで使うのが前提だろう。

ちなみに自宅でも窓側でないと全く映らない。充電スタンドがテレビを見やすいようにと横置きになっているが、コレを使う機械は少なそうだ。また、イヤホン端子が(横にして)下側になるため、充電台に置いた状態では使えない。電車の中で見るとしても、イヤホンを繋ぐと手に持って見ることになる。このへんはもう一工夫欲しかった。

全体的にかなり大振りな形なので、フェリカとして使うと落としそうになる。W41シリーズではCAやSの方が手にすっぽり収まり、扱いやすいだろう。特にモバイルSuicaを使おうと考えている人は、手に持ってみてどうか、試した方が良いだろう。

全体的なメニューの使い勝手は悪くない。Casio端末のユーザであれば操作体系はほぼ一緒のため、すぐに使える。始めてさわっても、それほど複雑ではないだろう。

総じて、この機種特有の機能にひかれたなら買っても良いが、大きさや重さは手に持って試した方がよいだろう。比較的良く作り込まれているインタフェースなので、機能の割には無難に使える端末だ。

なお、これはショップで聞いた話だが、テレビを見るにはEZテレビを起動するため、解約するとテレビを見ることが出来ないらしい。実際、au ICカードをはずすとezテレビを起動できなくなった。