スーパーひたち

先日の勝田出張の時は快速列車で小旅行だった。ま、気合いである。今日は週の始めということもあっておとなしく特急列車に乗ることにした。スーパーひたちである。フレッシュひたちは水戸からの帰りに乗ったことがあったが、スーパーひたちは初めてなので楽しみである。

上野駅の地下ホームというとそれだけで寝台列車の気分になるから不思議なものである。17番線を出発した列車は、あらかわを越えるまでそろりそろりと走っていて、まるで特急列車という感じがしない。地下鉄綾瀬駅の右側を通るところが特急らしいと言えば言えないこともないが。その先もしばらくは地下鉄と並走しているため複々線のような感じである。江戸川を越えていつのまにか高架を降りたと思ったら、もう松戸である。あたりまえだが特急列車なので早い。

流山電鉄の車両を見かけた後は、柏で東武鉄道の脇を駆け抜ける。特急列車なのでそれなりに座り心地は良いが、TXに乗った後は揺れが大きく感じてしまう。気が付くとあたりはすっかりローカル線の様相を呈している。土浦まで約50分。つくばまでのTXと対して変わらない時間のはずなのにずいぶんと遠く感じるものだ。いや、TXがそれだけ速いと言うことなのか。実際、加速も良い上に無駄な減速をしないものだから、所定速度はかなりのものだ。もしかしたら100kmを越えるかもしれない。だが、実際に乗っているとそんなにあわただしい感じはせず、乗り心地のいい快速列車という具合である。

思えば常磐線は全くトンネルがない。市街地を抜けた後はひたすら平坦な土地を走り続けている。その割にカーブが多いのは、町を結んだからか、地形の都合か。

水戸の手前に小さな沼があり、サギと小さな白い鳥がたくさんいた。なんとなく写真に撮りたくなるような風情がある。

結局居眠りする暇もなく、到着。今日も一人で小旅行気分を味わうことが出来た。帰りは鈍行で、のんびり本を読んだり、寝たり、ゆっくり時間をかけて帰るとしようか。